岡山県高等学校商業教育協会

○第19回(平成23年度)全国高等学校生徒商業研究発表大会

1 大会概要
(1)日 程  平成23年11月15日(火) リハーサル 引率者会議
                   16日(水) 開会式 研究発表 参加者交流会
                   17日(木) 研究発表 成績発表 講評 閉会式
(2)会 場  広島市アステールプラザ(広島市加古町)
(3)参加校  21校


2 各賞受賞校および研究テーマ
最優秀賞
  佐賀県立鳥栖商業高等学校
  「鳥栖商アプリ開発プロジェクト」
   ※文部科学大臣賞・産業教育振興中央会賞を同時受賞   【情報系アンドロイド携帯アプリ】


優秀賞
  宮城県立大河原商業高等学校
  「全国展開!!『地域ブランド』の確立に秘めた想い 〜“Spiral Up” 地産地消から地産外消を目指して〜」
                                         【地域活性化・地域ブランド】

  徳島県立小松島西高等学校
  「夢を形に 〜Jリーグ史上初!!高校生プロデュース〜」
                                         【地域活性化・イベント企画】

  宮崎県立富島高等学校
  「We love Japan,"M"Project by Cause related marketing」
                                         【地域活性化・復興】

  北海道旭川商業高等学校
  「永久物語 〜旭川発⇔幸福行き〜」
                                         【地域活性化・商品開発】



3 今大会を振り返って(大会に参加した本県委員より)
 昨年の神奈川大会と今大会を比較し、大きくレベルアップしたということはなかった。内容、プレゼンともに
昨年並みであったと言える。しかし大きく違ったのが、審査の方向性であった。昨年は大会前日の引率者
会議で審査委員長より、「プレゼンにおけるパフォーマンスは審査上有利な要素にならず、むしろ過度なも
のについては印象を悪くする」とか、「2枚スライドも有利には働かない」など、内容を重視する旨の発言が
多くなされた。今回の引率者会議でも同じような発言は聞かれたが、結果的にはパフォーマンスが強い傾向
にあった学校が上位入賞を果たしたように感じる。また、審査講評でもスライドについて「2枚スライドで工夫
されていた」と評されるなど、昨年の審査と逆行したような印象を持った指導者も多かったと推察する。さらに
東日本大震災に関連付けた発表が高く評価されたことも今大会の特徴であろう。
 この大会は「発表大会」という特性上、テストの解答で点数が決まるというものではなく、審査にはどうして
も審査員の主観や好みが入るのは仕方のないことであり、それは地域でも異なることが多い。また、その年
の流行や出来事によっても傾向が異なるものである。過年度の傾向が次年度に生きないのが常であるが、
今年度は特にそれが強かったと感じる。最優秀賞のアプリ開発は、まさに時代を反映したものであり、新しい
内容で面白かったが、来年度以降、その新しさは失われるであろう。「復興」がテーマとなるのも今年の
当然の流れである。
 そして、こういった現象は、まさにこの大会の「面白み」であると感じる。その年その年の流行りや人々の
関心事を上手に取り込み、実践につなげて発表した学校が高く評価される。これは、そのままビジネスの
特性でもあるのではないか。実践に関わる生徒や指導者は、「自分たちが何をやりたいか」を考えつつも、
社会にしっかりとアンテナを張り、地域、あるいは社会に何に反応し、どこにニーズがあるのかを併せて考え、
活動する必要があることを今大会では強く感じた。